私の仕事の原点になっている一冊の本。
ホテルに入社したときに役員から手渡されたアーサー・ヘイリー著『ホテル』です。
経営危機に陥った巨大ホテルに勤務する主人公(副総支配人)がホテル再建に格闘する一方、ひと筋縄ではいかないゲストに翻弄されていくというストーリー。
この本が私に教えてくれたのは「あたりまえ」の大切さでした。
「誠実かどうか」「目の前にいる困った人に寄り添えるかどうか」
「人によって態度をかえていないか」
これまでサービス業は成熟する消費者ニーズに合わせてより便利に、より快適にと進化を続けてきました。
ここにきて「第4次産業革命」「AI時代の到来」といわれるようになり益々「高度化したサービス社会」へと移行することが予見されます。
AI(人工知能)によって多くの仕事が自動化されることで、人の役割ももちろん変わりますが、人が大切にしなければならないことは変わらないはずです。
「人の仕事、目の前の人を笑顔にするような仕事」を一緒に考えていきたいと思います。
所長(経営士)
石井サト子
お客様と共に輝く人材づくりを通して
居心地のよい社会づくりに貢献します。
大学卒業後、百貨店に入社(仕入・販売に従事)。大阪への転居に伴い、業界新聞、商業の総合コンサルティング会社で商業施設の企画コンセプト策定や店舗診断などに従事後、ホテル業界に転職して広報、セールスマネージャーとして勤務。
“サービス(百貨店・ホテル)、マスコミ、コンサル”とそれぞれ異なる企業経験から得た「仕事の基本」の共通点と豊富な現場経験をベースにした実践的な指導を得意とする。
信条は「現場に答えがある」
その他、「おもてなしの心」を長年のライフワークとし、茶道裏千家(準教授)や禅寺の坐禅、観世流の能楽などの学びを通して日本文化に親しんでいる。
一般社団法人日本経営士会 経営士
JHMA認定 ホスピタリティ・コーディネータ
各種企業、行政機関(区役所)、医療機関(病院・訪問看護ステーション)、商業施設、観光施設、
学校教職員、大学(観光学科) 他
photo by kaoru chujo